2018年12月15日
再演決定
ブロードウェイ・ミュージカル
「I DO! I DO!」 2017年改訂版
台本・詞:トム・ジョーンズ 音楽:ハーヴィー・シュミット
4月に上演しました「IDO!IDO!」改訂版、ご好評を頂きまして再演いたします。
ご来場心よりお待ち申し上げます。
台本・詞 トム・ジョーンズ
音楽 ハーヴィー・シュミット
劇場 ウッディシアター中目黒
日程 2019年3月6日(水)19:00
7日(木)19:00
8日(金)14:00/19:00
9日(土)14:00
10日(日)14:00
全席指定 6480円(税込)
チケット発売日
2019年1月28日(月)10:00~
2018年2月19日
最新上演情報
ブロードウェイ・ミュージカル
「I DO! I DO!」 2017年改訂版
台本・詞 トム・ジョーンズ
音楽 ハーヴィー・シュミット
劇場 ウッディシアター中目黒
日程 2018年4月26日19:00
27日14:00
28日14:00/19:00
29日14:00
30日14:00
全席指定 5000円(税込)
チケット発売日 2018年3月26日10:00~
キャスト
宮内良 宮内理恵
ピアノ演奏:安藤布由樹
スタッフ
演出・翻訳・訳詞 勝田安彦
音楽監督・演奏 安藤由布樹
振付 ジム・クラーク
美術 大沢佐智子
衣装 鷺 典子
照明 飯田 文
音響 実吉英一
ヘアメイク 森川 智未
舞台監督 後藤 恭徳
演出助手 佐藤ゆみ
版権コーディネイト タトル・モリ エイジェンシー
制作 上川花菜江
製作 タチ・ワールド
2018年12月1日
ー劇評集ー
(抜粋)
『殺しの接吻―レディを扱うやり方じゃない―』
「日本初演のオフ・ブロードウェイ作品。演出・翻訳・訳詞=勝田安彦で、よくぞ探してきたものだと思える面白さだった。」 小藤田千栄子(ミュージカル2014年1/2月号)
「連続殺人という、とてもミュージカルになりそうもない素材を、孤独感をうたいあげる犯人の独唱、刑事と恋人との掛け合いなどを歌曲にして違和感がない。批評文にもあったが、どうしてオフ・ブロードウェイではなく、ブロードウェイそのもので上演されなかったのか不思議に思えるほどの出来栄えだ。」 松坂健(日本推理作家協会会報2013年10/11月号)
『グロリアス・ワンズ―輝ける役者たち―』
「座長フラミニオ・スカラ役の今井清隆をはじめ、杉村理加、石鍋多加史、福沢良一、宮内理恵らの実力派をそろえ、泉見洋平と紫城るいの若手二人が演じるラブ・ロマンスも加わり、美しい旋律としゃれた笑いで紡いだミュージカル・コメディ。居心地の良い小粋な作品で、特に、滅びていく者の「生きた証」が詰まった袋を掃除人がいとも簡単にゴミ箱に捨てるラストが絶品。喜劇とは社会にとってそんな存在にしか過ぎないが、だからこそ人生を賭ける魅力があるという心意気が胸を打つ。大劇場のミュージカルばかりでなく、こういう小品が生きる場所があるところが、ブロードウェイの奥の深さなのだろう。幸せな気分で劇場を後にした。」 杉山弘(テアトロ2014年4月号)
「演劇LOVEがぎっしり詰まった小粋な作品だ。(中略)決して派手ではないが、しっかり歌える実力派で固めた手堅い舞台。役者の息づかいが届くコンパクトな劇場で生演奏。ずいぶん贅沢な場に立ち会った思いがした。」 今村修
「ミュージカルのエッセンスがギュッと詰まった舞台。七人のカンパニーが作り出す、極上のミュージカル。」 山田勝仁
『日陰でも110度』
「もともとは大プロダクションの作品を、小さな空間を使い少人数で上演した。従ってダンス・シーンのダイナミズムはなくなったものの、現実と夢の狭間で人生を模索するヒューマン・ドラマとしての骨格はしっかりと打ち出された舞台(勝田安彦の翻訳・訳詞・演出)。この作品の上演を実現させてしまったこと自体にも、感心してしまった。」
萩尾瞳(悲劇喜劇2,015年3月号 2014年演劇界の収穫)
「作品に合わせるように心持より大きめの空間を持つ劇場が使用され、常連の俳優たち(宮内理恵、宮内良コンビを中心に他の俳優も)活発に人びとを演じ舞台を締める。一方、流れ者にはそれなりの容量のある俳優(柳瀬大輔=大劇場の方がよりふさわしい声の質量かもしれないが)を起用、効果を狙う。躍動した舞台だ。」 斎藤偕子(テアトロ2015年1月号)
「小劇場での手作り風舞台だったが、H・シュミットの音楽がやはり素晴らしい。」
石井啓夫(ミュージカル2015年3/4月号)
『ジェニーの肖像』
「ジェニー(宮内理恵)は彫りが深く、目の輝く美しい女性であり、歌唱力抜群。ピクニックの場面で歌う「緑萌え出ずるところ」も含めて感動的であった。九歳で登場する際に、本当に子供のように演じられていた。画家アダムズ(越智則英)も力強い歌声。(中略)人間はどこから来て、どこへ行くのか。「誰も知らないところから来て、皆の行くところに行く」。目に見えない存在を認識出来る。」 結城雅秀(テアトロ2015年12月号)
『口笛は誰でも吹ける』
「この世がどんなに変わっても確かなものが存在すると確信させる素晴らしい舞台であった。市長(旺なつき)が華麗で躍動している。看護婦(宮内理恵)も同様の存在感と歌唱力をもち、真っ赤な鬘を付けてフランス語訛りの日本語を話す様子は大したもの。フランス語の発音も良かった。医師(柳瀬大輔)は歌唱力と演技力が抜群。会計監査官(治田敦)、収入役(石鍋多加史)、警察署長(福沢良一)も大活躍した。」 結城雅秀(テアトロ2016年3月号)
「失敗作なのに論じられることの多い有名な作品がやっと日本で見られた。関わった方々の熱意に感謝です。」 青井陽治(悲劇喜劇2016年3月号)
『アレグロ』
「この作品を取り上げた企画にまずは敬意を表したい。というのは、これは当時(1947年)としては実験的な要素を孕み、また珠玉のメロディを数多く含む捨てがたい作品だからだ。(中略)ジョーの心に浮かぶ別空間の出来事を並列したり、ギリシア劇風のコロスが人物の心理や助言・批評的コメントを述べたりする手法がユニークだ。死者となった祖母や母親が登場してジョーに語りかける場面は『回転木馬』の手法に連なる。一人の典型的な人生をポリフォニックな視点にさらし、シニカルに映し出す趣向となっている。その点、出来ごとの埒外にいる人物やコロスの演技に目配りした演出の意図は明快だ。裸舞台にピアノ演奏だけ、マイクなしの簡素な上演だが、ロジャーズの美し旋律を味わうことができた。」 小山内伸(テアトロ2017年8月号)
「『アレグロ』日本初演は70年前の作品でありながら現代に通じる展開や登場人物の描かれ方と魅力的な楽曲に引き込まれました。(中略)小劇場だからこその想像が膨らむ創りが印象的でした。」 山内佳寿子(ミュージカル2017年7/8月号)
「この埋もれた意欲作を勝田安彦が要領良く翻訳し、十三人の実力ある役者を起用して小劇場での初演を達成した意義を先ず讃えたい。(中略)これを機に本作が広く評価され、再演されることを強く期待したい。」 瀬川昌久(オン・ステージ新聞2017年6月9日号)
『I DO!I DO!』
「2017年版の世界初上演であり、今年二月に他界したシュミットの追悼公演となった。(中略)結婚生活の諸相を切り取りながら、愛を成熟させていく夫婦の姿を鮮やかに映し出す。初演から半世紀以上が経っているが、普遍的なテーマを中心に据えて古さをまったく感じさせない仕上がりだ。(中略)出演者の多芸多才な魅力も引き出した。」 杉山弘(テアトロ2018年7月号)